昭和から平成を跨いだ仮面ライダー。
そして石ノ森章太郎が関与したTV最後のライダー。
その名も太陽の子『仮面ライダーブラックRX』
の変身ベルト
『仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト』
このRX、変身ベルトのラインナップが3つ
このアクションコントロールの他に光る変身ベルトと回る変身ベルトが・・・
唯一DXの称号が与えられているのがこの
『仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト』
個人的な感想としては付属品のリストピットとの連動は面白いけど当時の技術が技術なだけにアンテナがモロに出ていて不恰好になってしまい残念な出来に・・・そして音が出ないのがさらに残念。
見た目だけならば最高点!!金のメッキも綺麗で格好良く、内部の回転ギミックも凝っています。ベルトを完全に被せる金色のカバーがあればもっと最高だったかな。
そう、
完動品ならば
キョウパパの手持ちのアイテムは残念ながら光らないし動かない(;;)
と言うことで修理始めます。
『仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト』修理してみた
1、変身ベルトを分解する
ベルト本体をひっくり返すと四隅が黒いネジで止まっているのがわかります。
それを全て外しましょう。(無くさないように注意!)
2、ベルト部分を外す
バックル部分からベルトを外します。本体をカパッと外すと四隅にかかった状態で左右のベルトが付いています。ただ引っかかっているだけなので簡単に外れます。
3、変身ベルトの電池BOXに電池を入れてみて動作確認
動作不良 仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト
キョウパパの手持ちのベルトは左側の電球が光らないのと、回転盤が回らない症状でした。
右手側は発光回転共に問題ないので左部分の修理が必要なのがわかります。
回転盤が接続されている部分もねじ止めされているのでここも外していくと作業がはかどります。(銀色のネジ)
4、変身ベルト左側のモーターの車軸を確認
通電確認をするとどうも電流は途中まで流れているようです。
モーターも電球も発光しないことを考えるとその周辺の故障が疑われます。
まずは細かな接地面を確認します。
すると電池からの電流がモーターの車軸を通って電球に通るようになっていることがわかりました。(通電確認出来ず)
このことから電流の流れる接地面に何らかのダメージ等があることが考えられます。
と言うことでまずは接地面の清掃をしてみることにしました。
動作不良 仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト
動画だとわかりづらいですがとても汚れていました。
まずここを清掃。
ファミコンソフト等で使用する接点復活剤を使ってみました。
動作確認をしてみます。
修理 仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト
動きました。
発光も安定して回転もしています。
原因は接地面の汚れだったようです。
5、部品の接地面のメンテナンスをして元に戻す
金属部分のサビ取りや歯車にグリスを注します。
サビ取り方法を過去の記事をご参照ください。
歯車のグリスをタミヤのセラミックグリスを使用してみました。
ネジを元の場所に締めベルト部分を入れ直して完成
6、変身ベルトの動作確認
仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト
完璧に動くようになりました。
どうです?格好いいでしょう?
本当に『キュピーンピピピピー』って言う電子音が鳴れば良かったのにと、昭和〜平成元年のおもちゃに対して不満を言っても仕方がない(^^;)
『仮面ライダーBLACK RX アクションコントロール DXライダー変身ベルト』修理まとめ
平成元年付近のおもちゃは構造としては良く出来ているものが多いです。
基盤さえ壊れていなければ十分に修理することが出来る場合が多い。
今回は劣化による接地面の汚れによる通電不良が原因でした。
おまけでコンデンサーも新しいものに新調しておきました。
これで暫くは故障の心配はないでしょう。
昔のおもちゃは時たま出して動作確認をしてみてください。
定期的に動かしておいてあげないと色々と不具合が起きて動かなくなってしまう場合もありますよ!!