ビデオデッキの販売も終了してしまい
デッキもそしてビデオテープも大切にしておかないと見ることができない日が来るのもそう遠くないかもしれません。
せめて手持ちのビデオテープだけでも大切に長いこと見続けられるようにする方法をポイントでご紹介。
VHSビデオテープを長持ちさせるための方法
ビデオテープのリスク
まず覚えておいて欲しいのは
ビデオテープはナマモノのようなものです、時間と共に劣化して行きます。
1、カビに弱い
テープに白い斑点のような模様が出てしまったらカビだと思ってください。
カビは根を張りテープを蝕みます。
湿度の管理をしないとすぐに広がってしまうのが難点です。
またカビはデッキのヘッドを傷めてしまうので専門の業者に頼んで処理してもらうか、諦めて処分することをお勧めします。
2、経年劣化が激しい
テープは磁気にも弱くテープも伸びます。
伸びたテープは音声が画像のノイズを発生させます。
デッキの中で絡んでしまいダメにしてしまうケースもあります。取り扱いには気をつけましょう。
ビデオテープの状態を長期維持するためのポイント
1、高温多湿温度変化の激しい場所を避ける。
タンスの中や屋根裏、窓際にしまってあったりすると湿度でやられてしまう可能性が高いです。
温度変化の少ない風通しの良い場所で保管しましょう。
2、ケースやビニールに入れて保管する
リスクの部分で紹介した通りビデオテープはカビに非常に弱いです。
なので侵入を防ぐためケースやビニールに入れて保管しましょう。
最近では見なくなりましたが100均でビデオテープ専用のケースがありました。
3、ビデオテープは立てた状態で保管する
ビデオテープは立てた状態で保管しましょう。横置きをするとテープがたわんでヨレの原因になってしまいます。
確実に立てた状態で保管してください。
4、テープは完璧に巻き戻した状態で保管する
テープを途中で置いておくとテープのタルミやヨレの原因になってしまいます。
また空気が触れる部分が多いとそれだけカビ等のリスクが増えるので必ずテープは巻き戻しておきましょう。
昔は巻き戻し専用の機器(ビデオテープリワインダー)があったのですが今ではどこも生産をしていません。
ヤフオク等で動くものが見つけられたらラッキー(^^)
5、年に1度は再生確認を!!
長期保存していると自然とテープのタワミやヨレが発生します。また磁気によるダメージも発生します。
確認と再度の巻き直しの為に年に1度は再生確認をしましょう。
ビデオテープをDVD(Blu-ray)に焼こう
どうしてもビデオテープは時間経過とともに劣化して行きます。
どんなに丁寧に保管していても少しずつ少しずつ確実に劣化していくのです。
今の状態をできる限り保管する為にはDVDやBlu-rayにデジタル化して保管することをお勧めします。
保管方法は過去の記事で簡単に解説しています。参照して見てください。
しかし、この方法は時間のかかる方法です。
付きっ切りで作業をしなくてはなりません。
もし機材がなく時間的な余裕がないようでしたら業者さんにお願いするのも一つの手ですね(^^)
専門家に頼めば技術的な問題はスルーすることができますし完璧な状態で仕上げてくれます。手持ちにたくさんのビデオテープがあるようでしたらお勧めです!!